ノイズキャンセリングヘッドホン Part2
昨日のエントリーでご紹介しました、ノイズキャンセリングヘッドホンの話ですが、実はまだ続きの話があります。どんな続きかというと。。。
実は、もうひとつ買っているんです。もうひとつ購入したのは「MDR-NC6」という5,980円のオープンエアタイプのモデルです。私が購入したノイズキャンセリングヘッドホンはこれで通算4モデル目ってことになります。
パッケージをみるとノイズキャンセリングの仕組みの説明があったり、ヘッドホンの性能記述があるんですが、再生周波数帯域が30~15,000Hzとなっており、昨日紹介した「MDR-NC11A」の22,000Hzと比べると見劣りするんですけど、実際のところ聴感ではどうでしょうねぇ?
早速、開封してみます。このパッケージがかなり複雑で、一度開けたら元に戻すのはちょっと無理なんじゃないの?という感じ。どうやって梱包をしているんでしょうねぇ。
さて、中から出てきたのは、ヘッドホン本体と、ポーチ、1m延長コード、単4電池1本、それと航空機用アダプターという内容。ふむふむ、航空機アダプターは今やどのモデルにも同梱されているのかな? (MDR-G92NCにだけは付属していません)
ヘッドホン本体は折りたたみ式になっていないものの、こうしてDJヘッドホンみたいにクルッと90度回転するので、平面状になります。これならカバンの中に入れるときも面積はとるものの、体積はあまりとりませんね。
右のアーム部には電池ボックスがあるのでここに同梱の単4電池を入れます。アルカリで約30時間、マンガンで約15時間、充電池なら大体ですが20時間以上は使えると思います。電池が切れてもノイズキャンセリング機能が使えないだけで、普通のヘッドホンとして使えるので、私はそれほど電池切れを心配したりもせず、使っています。
電池が切れたら、会社で充電してって感じで、特に予備も持ち歩く必要はありません。
この銀色の丸いのがマイク部。ここで外の騒音を拾うわけです。電車内などで効果を発揮するノイズキャンセリング効果ですが、そういえば風が吹いているところでは使えません。
ハンディカムを風の強い日に屋外で使ったことがある方なら経験があると思うんですが、マイクが風の音をモロに拾いますよね。あれがおこってしまうんですよ。
なので、実はノイズキャンセリングの効果を発揮できる場所ってこれだけで限定されてしまい、乗り物の中では効果を発揮するモノの、屋外でのノイズキャンセリングは結構、難しかったりします。
ただ、それも使いようで、乗り物の中では電源オン、屋外では電源オフってすることで、風の音を拾うことはなくなります。
MDR-NC11Aではあまり気にならなかったんですが、このMDR-NC6では電源を入れると音量がちょっと大きくなる感じがします。それと、サーッというヒスノイズが聞こえてきます。
ノイズキャンセリングのために使っているのに、新たにノイズが発生しちゃダメじゃん!ってところですが、店員コトー君が試したら別にノイズは感じませんけど、との事。
まぁ、確かに実際に帰りの地下鉄で試してみたら、ヒスノイズの存在を感じることもありませんでした。
どうやらインナーイヤータイプのMDR-NC11Aと、オープンエアタイプのMDR-NC6ではノイズキャンセリングについてのチューニングも違っているみたいですね。
ということで、帰りに使ってみた感想としては。。。やっぱ、オープンエアは楽なんですよ。インナーイヤーみたいに耳の中に圧迫がある感じもないし、密閉型みたいに、耳の周りで汗をかいてしまうこともないし、長時間使っていても一番違和感を感じないのがオープンエアですよね。
ですが、外の騒音が一番入って来やすいのもオープンエアタイプのものが一番。昨日のMDR-NC11Aと比べるとやはり高音部分の騒音が聞こえやすくなってしまいます。ただノイズキャンセリングの効果、オンオフの違いを一番実感できるのもおそらくこのモデルが一番なのではないかと。。。
昔、ノイズキャンセリングヘッドホンのご紹介をしたときに、受験生の方から相談を受けて勉強に集中できる環境をこれで得られるか?とお問い合わせをいただいたことがあります。
ですが、これは消音機ではありません。あくまで周りの騒音を低減して、音楽を楽しむためのものですからね。
電源を入れると、すぐには効果を発揮せず、1秒~1.5秒くらいかけて、スゥッと周りの騒音が消えていきます。映画やドラマでエンディングテーマが流れはじめるときに切り替わる雰囲気が、生で味わえる感じなんですよ。
職場を出てカバンからヘッドホンを取り出して、電車にのるまではそのまま音楽を味わい、電車に乗った瞬間にノイズキャンセリング機能をオン。すると周りの音がスッと消えて、自分だけの世界に一瞬で戻れてしまいます。
そういう音楽の持っている効果を実現してくれる意味では、耳への違和感も少なく、快適に音楽を楽しめる「MDR-NC6」って、最高のヘッドホンの様な気はします。
さて、これで私が持ち歩いているヘッドホンは4つになりました。
今度、まとめて聞き比べというか、シチュエーション別に使い方を考えてみたいと思います。
★ノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC6」のご案内はこちら
K
2006年6月17日 @ PM 11:54
おじゃまします
私が気なっていたことを全部解説していただき有り難うございました。
私のノイキャンですが地下鉄では絶大な効果を発揮してくれて何度も危うく降車駅で乗り過ごしそうになってしまうほどでしたが、やはり低音への影響が気になって最近はインナーイアー式がメインになっています。荒川静香選手の影響かBOSEのクワイエットコンフォートはよく見るんですけど、あれはどうなんでしょう。気になります。
店員佐藤
2006年6月18日 @ AM 11:20
♪Kさん、こんにちは。
クワイエットコンフォートとか、MDR-NC50などの
密閉型も効果は高そうですね。でも通勤電車の
中とかだと、ちょっと大げさになりすぎるかと。。。
2つのノイズキャンセリングヘッドホンがあるので
交互に使いくらべて楽しみたいと思います。